妊婦さんは出産本番を間近に控え、いろいろな不安な思いがあることだと思います。

しかし、どんなに不安な気持ちでいっぱいであっても、出産の日は、赤ちゃんの誕生日になる日でもあるのです。元気いっぱいの赤ちゃんが生まれるためにも、親として一生懸命に出産に挑みたいものです。

それでは、出産時での陣痛はどのようなものでしょうか?

また、陣痛の痛みに備えるにはどのようなことをすればいいのでしょうか?

簡単に説明していきます。

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陣痛は赤ちゃんが呼吸するための刺激

妊娠高血圧症候群や子宮筋腫などを合併していると、最初から帝王切開分娩を予定する場合もあります。

しかしそういった場合でも、経膣(けいちつ)分娩が可能な場合も少なくありません。もし条件が整えば、経膣分娩を試みることにも意義があります。

なぜなら陣痛の痛みは、赤ちゃんにとっても大切な刺激だからです。子宮の中では赤ちゃん自身が呼吸するのではなく、お母さんのへその緒を介して、お母さんから酸素や栄養を受け取っています。

また赤ちゃんの肺は空気ではなく、液体で満たされています。陣痛の痛みが始まると、陣痛そのものとホルモンの働きで、肺の液体は肺の外に吸収されます。

同時に狭い産道を通り抜けることで、灰の中の液体が搾り出されます。出産後に赤ちゃんが泣いて空気が肺に送り込まれると、肺の中の液体はさらに体内に吸収されます。

こうして赤ちゃんは、へその緒を切断した独立した環境で、自分で呼吸する事ができるようになるのです。

一方で、帝王切開分娩の場合には、陣痛の痛みがくる前に、赤ちゃんを取り出します。

肺の液体成分の排出や吸収が十分に行えず、肺に残ってしまうことがあり、呼吸がうまくいかない「一過性多呼吸」を発症する確率が高くなります。

ときには、新生児科に入院して、呼吸管理が必要になることもあります。ですから、経膣分娩が見込まれる状況であれば、やはり経膣分娩をできる限りサポートしなければいけません。

高齢①

陣痛によって、赤ちゃんの肺の中から液体が絞り出され、空気に代わっていきます。

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出産に備える体作り

出産時での陣痛の痛みは、どのくらいなのだろうか?あるいは陣痛の痛みはどのように進行していくのだろうか?など出産への不安が高まることがあると思います。

そういった場合には、「出産に備える体作り」を意識するとよいでしょう。ウォーキングは妊婦さんに続けて欲しい習慣だと考えています。全身の血行が良くなり、むくみや便秘等を予防できます。

また、出産を乗り切る前向きな気持ちがわき、出産後の子育ての体力をつけることにもなります。そして何よりも部屋の中でも閉鎖空間にこもっているよりも、外気に当たることで気持ちが明るくなります。

部屋の中でできる事としては、あぐらの姿勢で腕をまっすぐに上に伸ばしながら、ゆっくりと息を吐くことを繰り返すと、体の伸びる感覚が心地よく、腰痛予防にも役立ちます。

さらにストレッチで、ももの内側や、股関節がしなやかに動くようにしておくと、出産の時に姿勢を取りやすくなるため、赤ちゃんが産道をくぐりやすくなり、陣痛の痛みが和らぐことでしょう。

高齢①

ウォーキングやストレッチで、陣痛の痛みを和らげていきましょう。