高齢出産を控えている方で、まず自分でできるケアはなんでしょうか?

高齢出産を控えた方が自分で出来る事と言えば、体作りです。体を動かす事は体力がつきますし、非常に大切です。

体作りはどんなことにメリットがあり、どんな予防になるのかを簡単に説明していきます。

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高齢出産に向けた体作り

妊娠12週を過ぎたら、早期流産の心配がなくなったということを意味します。そうすれば、ご自身の体調を見ながら、出産に向けた体作りに取り組みましょう。

高齢出産の方でも必要な事は、生活リズムを整えることです。仕事が忙しい、自分のやりたい事は夜遅い時間にする、など夜型の生活送ってる人は多いと思います。

しかし高齢出産の方であればあるほど、質の高い睡眠を得て、日付が変わる前には眠る習慣をつけてください。妊娠中から早寝早起きの習慣をつけ、朝早く起きてしっかりと朝食をとることで、お通じのリズムもつきます。

また、妊婦さんに多い便秘を予防することや、1日を有効に過ごせるなど、朝型生活にはメリットがたくさんあります。

そして妊婦さんは、体作りが大切です。妊娠15週から妊娠16週を過ぎたら、切迫流産や早産のリスクがなければ、少しずつ体作りをしていきましょう。出血や痛みなどがなければ、順調な経過となっているはずです。

適度な運動をして、出産やその後に始まる育児に向けて、しっかりと体作りをしていきましょう。

そこで手軽に取り入れられるのが、ウォーキングです。ご自身の体調が良ければ、1日30分は歩きやすいスニーカーでウォーキングしてみてください。そうすれば、基礎体力をつけることができ、全身の血行がよくなります。

また、冷えやむくみを予防することができます。なお体作りの最中には、途中で休憩を取り入れて下さい。お腹が張ったり、疲れたりしたら、すぐに休むことです。

体作りとして、その他には、マタニティースイミング、マタニティービクス、マタニティーヨガなどもお勧めです。高齢出産を控えた妊娠中の体に合わせて、出産に役立つ動きを教えてもらうこともあります。

高齢①

体調を見ながら体作りに取り組みましょう!

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高齢出産に役立つ腹式呼吸

妊婦さんが呼吸によって取り込んだ酸素は、妊婦さんの血液、そして胎盤を通して、赤ちゃんに送られていきます。赤ちゃんにしっかり酸素を送る事は、出産の本番でも大事なことです。

そこで妊娠中から是非身に付けて欲しいのが、ガスケアプローチによる「呼吸と姿勢」です。

これはフランスの産婦人科医でもあり、ヨガ指導者でもあるベルナデット・ド・ガスケ医師が、妊娠・出産による骨盤底筋群や腰部、骨盤のダメージを守るために、独自に開発した体作りの1つです。

妊娠中の腰痛予防や出産時にも役立つだけでなく、産後の子宮脱、骨盤臓器脱の予防にもなります。深呼吸というと、胸を大きく広げて息を吸う「胸式呼吸」を行うことが多いです。

しかし、寝ているときに無意識に行っている「腹式呼吸」を正しくできるようになると、横隔膜はしっかりと上下することができます。そうすると、肺が膨らんで、効率よく酸素を取り込むことができます。

赤ちゃんにも効率よく酸素を送り込むことができるということです。また横隔膜が持ち上げられると、腸の動きも刺激されるために、便秘も解消しやすくなります。

腹式呼吸は背筋をまっすぐにして行ってください。猫背になったり、逆に反り返ったりせずに、頭をひもで吊られているように、背骨をまっすぐに保つと、横隔膜をスムーズに動かすことができます。

正しい姿勢を意識し、ゆっくりと息を吐くことから始めてください。このように、高齢出産に役立つ腹式呼吸を取り入れることで、赤ちゃんもスムーズに生まれやすくなることだと思います。

高齢①

腹式呼吸をすることで、酸素を効率よく取り込めるため、赤ちゃんがスムーズに生まれやすくなります。